スタッフブログその他リハビリ整形外科運動療法 2024.01.11
ピラティスによる運動療法
〇ピラティスについて
ピラティスは胸郭と股関節の可動性を獲得する運動
ピラティスによるリハビリテーションやリコンディショニングは
機能障害により低下した動きの質を修正・再獲得する
〇ピラティスの実施方法
ピラティスは2種類に分けられる
・マシン
スプリングを利用して四肢に短縮性・伸長性の負荷を加える
アタッチメントで体幹への負荷を軽減し、より障害リスクを下げた状態で運動可能
動きが制限されるため、正しいアライメントをキープしやすい
・マット
いつでもどこでも実施できる
ホームワークとして実施できる
流れるような一連の動きでスムーズに進行できる
〇エクササイズピラミッド
・エクスプローシブ→・SAQ(アジリティ)
・ストレングス→・基礎体力
・コアスタビリティ→・体幹安定性
・ムーブメント→・日常動作、スポーツ動作を円滑に実施する能力
・アクティベーション→・不活動筋の活性化
・リセット→・過活動、過緊張の筋を緩め、関節可動域を改善
ピラティスはリセットからコアスタビリティまで
〇「エロンゲーション」×「アーティキュレーション」×「呼吸」
「エロンゲーション」(軸の伸長)
椎骨間の空間が広がり、制限されていた関節可動域や筋機能が高まる
「アーティキュレーション」(分節的運動)
椎骨を1個ずつ分節的に動かす→脊柱全体の力や負担を均等に分散する
「呼吸」
・吸気→横隔膜が下がり、多裂筋が上がる
・呼気→横隔膜が上がり、骨盤底筋群も上がる
ピラティスは体幹だけでなく、股関節をコントロールする