スタッフブログリハビリ整形外科運動療法 2024.04.04
むち打ち症と向き合う方法
〇むち打ち(むちうち)とは
むち打ち(むちうち)症は、首や背中が急激に前後に振られることで起こる外傷です。
この種類の外傷は、一般的に自動車事故、特に多い原因は追突事故です。
また、スポーツの怪我、転倒、または物理的な暴力など、他の状況でも起こり得ます。
〇むち打ち症の症状
むち打ち症の症状は、事故の直後から数日後にかけて徐々に現れることが一般的です。
・頸部の痛みや硬直
・肩、上腕部、背中の痛みや不快感
・頭痛、特に後頭部で感じる
・めまい
・視覚障害
・疲労感
・集中困難
・睡眠障害
・耳鳴り
・吐き気
〇診断
むち打ち症の診断は、医師が行う身体検査と患者の事故に関する詳細な説明に基づいて行われます。
必要に応じて、X線撮影、MRI、CTスキャンなどの画像診断が行われることもあります。
〇治療
むち打ち症の治療は、症状の重さと個人の状態によって異なります。
一般的には以下の治療があります。
・安静
・痛みや炎症を軽減するための薬物療法(非ステロイド性抗炎症薬など)
・患部を支えるための首のカラーの使用(短期間)
・理学療法やリハビリテーション
・温熱療法や冷却療法
・外用薬(湿布など)
・運動療法
症状の改善には時間がかかる場合があり、完全に回復するまでに数週間から数ヶ月を要することもあります。
重度の場合は、より長期間の治療やリハビリテーションが必要になることがあります。
むち打ち症の経過は個人差が大きいため、医師の指示に従って、個々に合った治療計画を立てることが重要になります。