お知らせスタッフブログリハビリ整形外科東洋医学運動療法 2024.11.11
野球肘予防のストレッチ
〇投球動作と関節の動き
投球動作は、下枝、体幹、上肢の一連の動きで成り立っています。
もし下枝や体幹の動きが悪くなると肘や肩には代償的に負担が増え、障害発生の原因となります。
特に成長期では骨成長が筋増大より大きいために筋腱には張力がかかりやすく関節の動きが固くなる傾向にあります。
野球肘には様々な原因がありますが、このような肘への負担増大もその一つです。
〇肘への負担を減らすストレッチ
①肘周りの筋緊張を防ぐ
・手根屈筋
投球時、手首のスナップを効かせる前腕の筋肉です。固くなると肘の内側や前腕に痛みを出しやすくなるので、前腕を伸ばすストレッチを運動前後に行いましょう。
・円回内筋
肘の内側~前方には手関節の動きとは別に前腕を回旋させる筋が走り、固くなると痛みを起こします。
固い部分を圧迫しながら前腕を回旋させ、もみほぐすようにしましょう。
②肘への負担を減らすため他の関節の動きを保つ
・肩後方のタイトネスをとる
・体幹の動きを保つ
・股関節の内旋を保つ