お知らせスタッフブログ 2026.02.17
子供の腰痛が増加
以前は腰痛=成人の悩みだったが、近年は学童期の腰痛が増加している。子供の慢性腰痛は2000年以降増加傾向となっている。
〔成長期の特徴〕
⚫︎骨:成長軟骨(骨端線)…身長が伸びる時からだの中では骨が伸びており、特に大きく成長する部分を成長軟骨(骨端線)とよぶ。成長軟骨は、太ももや腕などの成長しやすい長い骨では、それぞれの両端にあり新しい骨が作られ、伸びていく。
⚫︎筋肉…骨の伸びに対して筋肉も伸びて成長するが、骨の成長に比べると筋肉の成長スピードは少し遅い。そのため、成長期は筋肉よりも骨が早く成長して筋肉が引っ張られた硬い状態となる。硬くなった筋肉は関節を超えて隣の骨についているので、骨の両端にある関節軟骨はダメージを受けやすい。
⚫︎靱帯…関節を安定させている靱帯は子供の時は丈夫なので、靭帯損傷より、靭帯が付着している骨の部分の裂離骨折などを発症することが多い。
〔原因〕
⚫︎生活習慣:スマホ、タブレット、ゲームの普及による〝猫背″や〝前傾姿勢”が定着し、腰への継続的な負担を招いている。
⚫︎身体機能の低下:スマホやゲーム時間が増加し、運動時間が減少するため、体幹筋の筋力低下や柔軟性の低下につながっている。
✳︎スポーツを熱心にする層では〝オーバーユース″による疲労骨折、分離不安症のリスクが高い。以前はオーバーユースが原因のものが多かった。
⚫︎物理的負担:教科書のページ増加、タブレット端末の携行により荷物が重たくなった。
✳︎ランドセル症候群:3kg以上の重たいランドセルや荷物を背負って長時間通学することで、筋肉痛、肩こり、腰痛、猫背などの身体的不調や、通学の憂鬱感などの精神的な不調が表れる状態。小学生の9割がランドセルが重たいと感じている。
✳︎腰椎分離症:成長期のスポーツ選手に多く、放置すると〝腰椎すべり症″へと移行し、慢性腰痛の原因になる。
〔予防〕
⚫︎スマホ、勉強姿勢の改善:30分に一度のリセット。30分〜1時間に一度は立ち上がり軽く体を動かす。
⚫︎目線の高さを上げる:スマホやタブレットを使う際は、下を向かないように目線の高さまで上げて使用する。
⚫︎座位姿勢の見直し:椅子に深く腰掛け、足の裏がしっかりと床につく状態にする。足が浮くと腰に負担がかかる。
⚫︎ストレッチをする:子供の腰痛の多くは、体が成長する過程で骨の成長に筋肉の柔軟性が追いつかないことでも起こるので、ストレッチで筋肉の柔軟性を上げる。