スタッフブログリハビリ整形外科運動療法 2024.07.18
神経障害による『いたみ』
『いたみ』は持続時間から急性痛と慢性痛に分けられますが
「侵害受容性疼痛」と「神経障害性疼痛」に分けられます。
〇侵害受容性疼痛とは
炎症や刺激による『いたみ』
侵害受容器性疼痛は、切った、ぶつけたなどの炎症や刺激を、体の至る所に配置されているセンサー(侵害受容器)でキャッチすることで生じる『いたみ』です。
骨折や歯痛など『いたみ』の多くはこのタイプです。
一般的に炎症や刺激が治まれば、『いたみ』は治ります。
〇神経障害性疼痛とは
神経が障害されることによる『いたみ』
神経障害性疼痛は、神経そのものが傷ついたり、圧迫されたりなどして生じる『いたみ』のことで、長時間にわたり悩まされる傾向にあります。
針で刺されたような・電気が走るような『いたみ』や衣服が擦れるだけで『いたみ』を感じたりします。
〇侵害受容性疼痛を感じる仕組み
人間が本来持っている「いたみを感じる仕組み」でもたらされるため、正常ないたみ、生理的ないたみともいわれています。
いたい場所=炎症/刺激のある場所
〇神経障害性疼痛を感じる仕組み
神経が過敏になったり、いたみを伝える物質(神経伝達物質)が過剰に出たり、いたみを抑える神経がきちんと働かなくなったりなどの、「神経の働き方の誤作動」でもたらされます。異常ないたみ、病的ないたみともいわれています。
いたい場所≠神経が障害された場所
いたい場所と神経が障害された場所が、同じとは限らない!!