スタッフブログリハビリ整形外科運動療法 2023.12.14
呼吸と腰痛の関係性
○呼吸について
呼吸は1日で21600回も繰り返される
呼吸=動作
この動作(呼吸)を間違えていたら、身体にかかる負担は計り知れないものになる
9割のアスリートで呼吸動作不全に陥っている
呼吸:3つのエレメント
・身体運動
・生化学的
・精神的
〇腰痛と呼吸の関係性
体幹は平面的でなく円柱(立体的)に捉える
横隔膜(蓋)と骨盤底筋(底)が体幹の安定性を生み出している
腰痛の場合、体幹のポンプ機能の低下・横隔膜が薄く疲労しやすくなっていることが多い
〇横隔膜の役割
・呼吸
・スタビリゼーション
・括約筋
主に呼吸筋であり、静止時呼吸の70~80%を担う
副呼吸筋(斜角筋・胸鎖乳突筋・外肋間筋など)が残り20~30%を担う
肋骨下角の角度90度が理想的
肋骨が開いている人が多く、過度な肋骨の外旋がある可能性が高い
・吸気時
横隔膜は求心性収縮
腹横筋は遠心性収縮
・呼気時
横隔膜は遠心性収縮
腹横筋は求心性収縮
〇まとめ
正しい呼吸をするには、まず最適な肋骨のポジションから!
そして、横隔膜が適切に働き体幹の安定性を高める
呼吸は運動療法のファーストステップとして活用できる