医療法人 共生会 井上整形外科クリニック

院長ブログ 2022.07.12

変形性膝関節症の知識

○患者様からの質問

 

Q1:膝の関節に水があるから痛むの??

 

A1:膝関節に炎症が起きていることが痛みや水の溜りの原因であり、通常は水が原因で痛くなるのではありません。

 

Q2:水を抜くと癖になる??

 

A2:水を抜いてもすぐに溜るのは、膝関節の炎症が治まっていないためで癖になるのではありません。 治療により炎症が鎮まれば水は自然となくなります。

 

Q3:水があると抜かないとだめなの??

 

A3:必ずしもそうではありませんが、水を調べて診断をつけるためや、水が溜まりすぎて痛みの原因になっていると思われるときには抜く必要があります。

 

Q4:膝関節の注射は副作用が強い??

 

A4:膝関節への注射は現在のところ主に2種類あります。 1つは軟骨の保護剤のヒアルロン酸で、もう1つは炎症を抑えるステロイドホルモン剤ですが、どちらの注射も医師と相談して使用すれば心配ありません。

 

Q5:薬や注射で軟骨が再生するの??

 

A5:軟骨を再生する効果は残念ながらありません。 炎症を鎮めて痛みをやわらげたり、軟骨の摩耗をすくなくしています。

 

Q6:健康食品で軟骨が再生するの??

 

A6:そのような研究結果は明らかにはされていません。

 

Q7:膝関節は温めた方がいいの??

 

A7:基本的には入浴などで温めた方が良く、歩きすぎたりして患部に熱感が強ければ氷嚢などで冷やしてください。 また、最近の湿布は「経皮的消炎鎮痛剤」といって、痛み止めが皮膚から染み込むタイプのものが主流です。 この方が従来の温感や冷感湿布より効果的です。

 

Q8:よく歩いた方がいいの??

 

A8:痛みを我慢しての無理な歩行は、かえって膝関節を傷めます。 膝関節に負担をかけずに運動しましょう。

 

○日常生活の注意点

 

①肥満が1番の大敵です。 体重が1kg増えただけで歩行時の負担は役3kg増加します。

膝関節への負担を避けるため、ウォーキングなどの運動よりも食事に気をつけて体重を減らしましょう。

②ベッドやイスを利用して、しゃがむ動作をできるだけ避けましょう。(正座も含む)

③布団から起き上がったりイスから立ち上がるときは、ゆっくりと数回膝を曲げ伸ばしすると、痛みが少なく動き始めることができます。

 

○膝関節の体操(運動)

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